機関室勤務の私とツーマンセル！［wrwrd］［zm+shp］ (ページ15)

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14 狂気ページ15

ー時は少しだけ遡りー

ーゾム視点ー

shp「今から最後の煙幕で爛漫をおびき寄せます」

zm「ほう」

shp「爛漫はきっと煙幕の方に来るのでそれを俺がショットガンで牽制します。」

zm「で、俺がグルトンの方に行けばええんか」

shp「…そゆことです。わざと煙幕の中に紛れることで俺たちが優位に立つ…っていうちょっと無謀な作戦です」

zm「いいね！乗ったぁ！」

shp「…乗ってくれると思ってましたよ…！」

ー時は現時刻に戻るー

ー同じくゾム視点ー

俺は静かにグルッペンとトントンの居たあたりに近づく。

tn「そこにおるんやろー？出てこいよー」

茂みの後ろに…居る！

zm「来いよ！」

わざと声をあげておびき寄せる。

…グルッペンは剣術が半端ない。

ショットガンをナーフされた俺のように、グルッペンも剣をナーフされ、拳銃を持っている。

つまりグルッペンがさっき待機していた木の範囲以外なら自由に動ける！

…よし、トントンと久しぶりに殺りあえる！

tn「久しぶりやなぁこうやって殺りあうの！」

zm「せやな！準備ええか？」

tn「聞くまでもないやろ！」

お互いに煙幕の中、位置を把握した。

そして風を切る音が林の中、響く。

同時におそらくショッピ君の銃の音も聞こえる。

…上手くやっとるかな

tn「ははは！楽しいなぁ？！」

zm「せやなぁ？！」

カキンカキンと剣が重なり合う音がする。

ここだ！と思って振っても空を切る。

…それにしても煙幕がなかなか薄れへんな…？

ーショッピ視点ー

os「君らさっきからイモりプレイとか漁夫の利とか多くないですかねー？」

聞こえてるけど聞こえていないフリをする。

ht「ショッピ君も長射程武器なんだから出てきて勝負しようよー」

shp「…分かったっすよ。出たらいいんですよね出たら」

木の上から軽やかに降りる。

shp「じゃ、殺りあいますか。先輩方」

os「言ってくれるねぇ」

と、ショットガンと弓矢をお互いに構えた時、上空で瓶が割れる音がしてガラスが落ちる音がした。

shp「ガラス危なっ…？！」

ht「今のショッピ君がやったの？」

shp「…いえ、普通に違います」

os「え、じゃあ誰が…」

と、銃を構えるのも忘れ、お互いの顔を見合う。

すると

gr「…私だ！」

「「「？！」」」

グルさんが横にあった高めの木から黒いマントを靡かせ、舞い降りた。

パンパンパンと3発、軽やかな拳銃の音がしたと思ったら

俺の胸元の風船と、ひとらんさんの胸元の風船が割られていた。