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「ゾム、ズルいぞ！」
「A顔真っ赤〜可愛い〜」
私の席に降ろされると、隣に居たロボロが気遣ってくれる。
「大丈夫か？」
「酷い目にあったよ」
「A。食べれるん？」
「もう普通に食べれるよ。ありがとう」
美味しそうなご飯が並んでいる。まともな食事が腹を満たしていく感覚は好きだ。生きている事を実感できるから。
食べ終わったあと、部屋に戻る最中エミさんに話しかけられた。
「少しいいですか？」
「うん」
エミさんの部屋に連れて行かれ、資料を渡される。
「F国の情報です。これを諜報部隊に回して貰えますか」
「うん、分かった。ねぇ、エミさん」
「はい」
「エミさんって博識で、知的好奇心も旺盛だよね」
「あ、ありがとうございます」
褒められ慣れてないからか、凄く嬉しそうに笑うエミさん。なんでも知っている彼に私は唯一勝てる情報を持っている。
「エミさんはさ、死を体験したことある？」
「無いですよ。生きてますし。Aさんも無いでしょう。興味、あるんですか？」
少し引いた目で見るエミさん。あの目と一緒。ゾム達が笑いながら、私を拷問していた時、ただ静かに見ていたあの目。ゾワッと鳥肌が立った。
「磔刑ってあるじゃん」
「ええ。我々国では、国家反逆罪並の罪人に対する最も重い刑ですね」
「重い木材を両手に縛り付けられて、それを自らが運ぶんだよ。死ぬ為に。やっとの思いで刑場についたらそのまま磔にされて、両手両足に釘を打たれる。めちゃくちゃ痛いんだよ。その後は鞭打ち。大衆の面前にほぼ裸に近い状態で晒される苦痛。どれだけ叫んでもそれは民衆の娯楽にしかならない…!!!」
「大丈夫。貴方にそんな事は起こりません。起こさせません。だから、泣かないで」
知らない内に私は涙を流していたらしい。エミさんは私の涙を拭うと優しく微笑む。
「磔刑は、国家反逆罪並の大罪人に対する刑です。貴方はこの国の幹部だ。そんな目に遭うはずがない。誰もそんな事させないでしょう」
「言いきれないよ」
クスッと笑うとエミさんは私の手を引いて優しくベッドに押し倒す。そして大きな手で私の目を覆い、優しいキスをしてきた。触れるだけだが、体が熱を持つ。
「余計な事は考えないでいいですよ。Aさん。頼りないかもやけど、俺も頼って。絶対に守りますから」
「童貞の癖に」
そんな優しいキス、どこで覚えてきたんだ。
「いずれ童貞卒業しますよ」
エミさんは私の子宮を服の上から指でなぞって笑った。
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みりんみそ - 性 癖が、、ワイのド性 癖、、、！！？？ (12月28日 3時) (
レス) @page35 id: 689708648d (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - やっべ何回でも見返せる(5回目くらい) (12月24日 0時) (レス) @page41 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
あ - あ (11月16日 16時) (レス) id: 5439c0f871 (このIDを非表示/違反報告)
みるく亭 - アッアッアッアッ（過呼吸） 好き…！！ (11月9日 13時) (レス) @page35 id: 78d03dd0b2 (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - さいっこうでした…！！！あまりこういうのは好きじゃなかったけど、最後もハッピーエンドで終わって、めっちゃ良かったです！！！応援してます！ (2023年1月14日 9時) (レス) @page35 id: bb7bb5003e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年10月26日 19時
