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NO side
火炎、爆発音シンナーに近しい匂いに混じって硫黄のような線香のような
どうも頭の痛くなる匂いが広がる
まだD国の目に届いていなかった国達が一斉に火の雨が降り注がれた
この時、各国で悲鳴が飛び交った
見たことの無い“化け物”達が街に来る
状況を理解しきれていない奴らは彼らを見て一目散に散って行く
そんな事をしても無駄とは知らずに
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D国会議室
em「…グルッペンさん、Aさん達が動き出しました」
gr「どうだ？」
em「周りの国がどんどん戦力が下がっています…ぁ」
「J国、S国、Y国、Z国が今戦力0、王の首を取った報告が上がってます」
tn 「はっや…」ﾎﾟｿｯ
em「さっきからAさんの移動速度が異常なんですよ」
gr 「あひやぁ〜w」
em「1人だけ地図上5、6秒で国境を移動してます
移動した国から…戦力が格段に減っていってます」
os「これ…えぐいなぁ…観たことあらへんで？こんな戦争」
エーミールはいつもはしない金縁のブラウンダイヤのように輝くモダンのメガネをつけ地図から目を離さない
em「…なんなんでしょう、A国の戦力が地味に上がっていってるんです」
どうやらこの参謀、地図に数字、文字が見えるようだ
tn 「はえぇ…特殊部隊ぐぅ有能」
gr「…A国やばいなぁ」
開戦して数時間しか経ってない
相手には何千もの軍があるって言うのに特殊隊だけで他国を無くしている
gr 「まぁ、その方が順調にA国の敗北姿が見れるな」ﾆﾀｧ
os「ｳﾜｧ…」
会議室…地図の前に座る四人は戦争を観ている
tn「…書類…」
os「戦争よりも書類の心配してるんも凄いで？」
gr 「Aが準備した
その顔は楽しそうで、満足そうで
戦争をしているとは思わせないほどの雰囲気を纏っていた
gr 「せやなぁ…此処らに雨でも降らすか…」
地図中に指を刺し黒炎を腕に纏う
em「地図燃やさんといてくださいね？」
途端に刺していた国が真っ黒くなる
gr 「んぇ？でももうこの国無いで？」
tn 「はぁーー…やば()」
黒くなった国は
黒い炎が降り注ぎ
入るのが不可能なほど燃え上がり
地獄のような土地と一瞬でなってしまった
os「なんそれ…」()
gr「ﾀﾉｼｲ…ｹﾄﾞ…やり過ぎると怒られるから…辞めるんだｿﾞ」()
tn 「ほんま…特殊部隊とおんなじぐらい危険なんちゃう？」
gr 「この地図のお陰やな！」
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